「ROE」という指標

株価判断のできる有名な指標としてROEがあります。この指標は株式資本利益率となっており、企業が株主の資本をどの程度効率良く使っているかの判断をすることができます。この数字は高いほどに企業の収益性が優れていることを示すことになります。これは株主が投下した資本に対して、企業がどれくらいの割合で資本を増やしたかの数字になっています。海外の投資家においては、この数字を重視して投資を行うかを決めている人が多くなっている特徴があります。それだけに日本の企業でも、株式資本利益率をできるだけ高めようとする動きが出ています。これまでは株式資本利益率が一ケタ台だった企業でも、今後の中期経営計画で2ケタにすることを目標に掲げるところもあるほどです。今後、株式資本利益率を高めることで、海外投資家に自社の株を買ってもらおうとする流れが強まっていることが考えられます。また、日本の証券取引所では新聞社と共同で、株式資本利益率を重視した新たな指数を作っています。株式資本利益率の高い企業を考慮して500社を選ぶことで、指数を構成しています。そうした指数の構成銘柄に選ばれた企業の株は、投資信託などで新たに買い需要が発生することに繋がります。そのため、新たな指数の構成銘柄になるためにも、企業では株式資本利益率を高めることが重要になっています。

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